今回は教本の流行りについて書いていきたいと思います。
僕は楽器屋の近くを通ると出来るだけ行くことにしています。
僕自身が興味があるというより、世の中の流れがわかるからです。
例えばエフェクターコーナーに行くと今の流行りがわかります。
ネットで情報は入ってくるのですが、ネットと店舗では品揃えが違います。
これはネットと店舗での売れ筋が違っているからです。
ネットで買う人は商品の事をよく知っている人が安く買いたいケースが多いのですが、店舗だとネットで買うのが心配だから一度弾いてみて買いたいという方が多い傾向になるのだと思います。
話を元に戻しますが、楽器屋に行くと教本コーナーにもいきます。
10年前と現在を比べると教本の中身もずいぶん変わりました。
僕が最近の教本をみて感じるのは「他にない」を求める新しい観点からの教本が多いということです。
昔はどれを見てもあまり変わらず逆に言えば良い教本と悪い教本の差は現在ほどなかったと思います。
今は同じ教本を出来るだけなくす傾向にあるように感じますので逆に言えばかなりアウトローな視点の教本もあります。
例えば実際の本の名前は出しませんが、アドリブに特化した変わった教本が3年ほど前からあってその教本には永遠と2-5-1というコード進行(例:Dm G7 C)の中でソロを引き続けそれをTAB譜にまとめたものがあります。
通常この手のものだと1ページに何パターンかアドリブ例が書かれていて各コードに対するアプローチの解説などが載っているのが主流ですが、この本には一切の解説がなく、ただただ永遠と100ページ近く16分の音符が載っています。確かにこれを全部覚えたらアドリブには役に立ちそうですが覚えるのにかかる時間と普通にアドリブの練習をしてアドリブが出来るようになる時間とどちらが効率が良いかと言われるとわかりません。
実際に僕の知り合いの中にも興味をしてみて3人ほど買ったという人がいましたが半年後に聞くとみんな2週間~1ヶ月ほどで続けれなくなりやめてしまったそうです。
教本の方針としては悪くなかったと思いますがこれを続けられる人は普通に練習しても出来るようになっていたはずなのでそれを考えると良い本かどうかは迷うところです。
また「アニソン」や「ボカロ」関連のギター本は増えましたね。これは10年前はなかったことです。
あと「ザ・教本」という感じの教本は減りました。被りますし目新しさがないからでしょう。他には「一日で弾ける~~」や「30分で~~」とかは増えました。個人的にはこの手のは買ってはいけない類の本に分類されますね。
何はともあれ最近はモールなどにも楽器屋さんが入っていることが多くなりましたし行きやすくなったと思います。楽器屋さんのそばを通った時は覗いてみて下さい。勉強になりますので。
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